世界の果てまで見渡せるのではないかと思えるような高い崖の上に 私は立っている。
目の前に広がるのは荒涼たる大地。
足元には 地面からやっと起き上がってきた緑の葉が芽を出している。
ここは すこし先の未来であることが私にはわかっている。
この未来に到着するために 人類は新創世紀の時代を経なければならない。
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「それは まず 根っこが天と繋がっているものたちの振動から始まります。 彼らのゆさぶりがおきるのです。
彼らがいけないからおきるのではなく 天と根っこが繋がっているゆえに天に反応して振動しはじめるのです。
あのバヌアツが素直に天と繋がって地震をおこしたように。
地から天と繋がった怪獣が現れ 大地を揺らします。
また人々も天と繋がった人たちは自らを揺らします。
そうして 根っこが天と繋がっている事をより感じるようになりますが
根っこが天と繋がっていない人たちは 揺れが激しくなるにつれて
この世界から切り離されていく事になるのです。
まず いたるところでこの「揺れ」が起きてくるでしょう。」
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